メイショウライナー（2010年生、母ナナヨーティアラ）

メイショウライナー（2010年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野球の打球の呼び名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したナナヨーティアラが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地35戦5勝2着4回、中央障害10戦2勝。2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2015年のオーロカップ(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、小島牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、松本好隆によって997.5万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月20日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、タマモベストプレイに半馬身交わされて2着となった。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3歳（2013年）

1月12日、中8週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月3日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたエーシンマイェスタ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグッバイタキオンを豪快な末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

4月28日、中5週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

10月13日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

11月10日、中3週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

4歳（2014年）

2月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したサンキストロードにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月15日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハギノブシドウをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

6月14日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたブルジュオン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2015年）

2月8日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るオールパーパスを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

3月1日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドラゴンストリートに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた25戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアットウィルを半馬身振り切って優勝

11月15日、中9週で迎えた27戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月12日、中3週で迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6歳（2016年）

5月8日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7月3日、中7週で迎えた31戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月21日、中6週で迎えた32戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた33戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（8戦2勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた36戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2017年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

4月29日、中6週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のステージジャンプに3/4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月13日、中1週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月28日、約5か月半の休養明けで迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月9日、中5週で迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（2018年）

1月13日、中4週で迎えた42戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で難波剛健騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた43戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で難波剛健騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた44戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で難波剛健騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のミュートエアーに3/4馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

5月5日、中6週で迎えた45戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で難波剛健騎手（9戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。