オールパーパス（2011年生、母ストラテジー）

オールパーパス（2011年3月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「万能の、多目的」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したストラテジーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地20戦1勝2着2回、地方1戦0勝。2013年の函館2歳ステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツクバジャパンを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2014年）

6月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月8日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4歳（2015年）

2月8日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、メイショウライナーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に沈んだ。

5月3日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月2日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したマルヨバクシンを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月1日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5歳（2016年）

2月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5月15日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた17戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた18戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。14着に敗れた。

12月14日、中8週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた19戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6歳（2017年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から27kg絞って迎えた20戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい18着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた21戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。