アフロリュウース（1988年生、母アイネフレシア）

アフロリュウース（1988年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時13歳）と交配したアイネフレシアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着2回、地方21戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の加古川特別(900万下)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビワノユタカヒメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月1日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のワンダーサンワードに2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

12月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランドイチに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1992年）

6月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた5戦目は、5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

12月5日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋康之騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（1993年）

1月17日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋康之騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウキビッグガンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って3勝目をつかんだ。

4月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上900万下の’93ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は内田浩一騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったキクノホープに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋康之騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジノガイカを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って制した。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のパールステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

6歳（1994年）

3月26日、約9か月半の休み明けで迎えた16戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高橋康之騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた17戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（9戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた18戦目は、ストークステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（10戦3勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7歳（1995年）

1月29日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般A12 B1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた20戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた22戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、奈良津桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた23戦目は、牡丹特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた24戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた25戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月28日、中2週で迎えた26戦目は、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた27戦目は、一般A12 B1（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月3日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、河津徳幸騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（1996年）

6月2日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた30戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は河津徳幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた31戦目は、天山賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河津徳幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月3日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた33戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9歳（1997年）

1月3日、中1週で迎えた35戦目は、一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は高山伸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた36戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた37戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高山伸一騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた38戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高山伸一騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた39戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山伸一騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。