マイネルレーニア（2004年生、母チェリーラブ）

マイネルレーニア（2004年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカンチェリーの最高級品種」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したチェリーラブが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地36戦6勝2着1回。2008年のスワンステークス(G2)に勝利した他、2006年の京王杯2歳ステークス(G2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,155万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,000万円（20万×100口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月2日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリネンフィールドに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルカハンニバルに5馬身の差をつけて2勝目を収める

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月11日、中9週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のマイネルフォーグをクビ差振り切って初の重賞タイトルを手に入れた。

12月10日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3歳（2007年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

6月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

9月30日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい18着に終わった。

11月11日、中5週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

12月23日、中5週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、尾張ステークス（中京芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4歳（2008年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

2月16日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのバレンタインステークス（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のマンテンハットに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月13日、中2週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた19戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月5日、中5週で迎えた20戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のバトルバニヤンに3馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

11月1日、中3週で迎えた21戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のローレルゲレイロを半馬身振り切って2つ目の重賞タイトルをゲットした。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（3戦3勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて18着に敗れた。

5歳（2009年）

3月1日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（4戦3勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた25戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月5日、中8週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦3勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで止まることなく走り抜いたが、クラウンプリンセスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月9日、中4週で迎えた27戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（7戦3勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた28戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月31日、中8週で迎えた29戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた31戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

6歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（8戦3勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に終わった。

10月3日、約9か月の休養明けで迎えた33戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた34戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に敗れた。

7歳（2011年）

2月6日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた36戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。