アンティグラビティ（2015年生、母アンティフリーズ）

アンティグラビティ（2015年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「反重力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時15歳）と交配したアンティフリーズが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

7月22日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクリノカサットをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のナンクルナイサーに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月3日、中8週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

12月9日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水口優也騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で水口優也騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。