ウメノグランテージ（1988年生、母ウメノフーリン）

ウメノグランテージ（1988年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時14歳）と交配したウメノフーリンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回、地方13戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サクセスヒエンに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたハシノコウシンマル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメジロデュポンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月28日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネショウウルフをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月26日、中3週で迎えた5戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（1992年）

11月28日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトワソンドールをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

5歳（1993年）

1月23日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6歳（1994年）

5月21日、約16か月の休養明けで迎えた9戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月24日、中8週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月16日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイネスブロディーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1995年）

4月23日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中0週で迎えた15戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノオーカンから2馬身差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で長橋秀樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノオーカンから3/4馬身差の2着となった。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2ロ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長橋秀樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったイズミロードから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般B（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で長橋秀樹騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワハイドンをクビ差制して制した。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で長橋秀樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノオーカンからアタマ差の2着に甘んじた。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で長橋秀樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のウメノオーカンに1馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のアイネスブロディーに3馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

9月5日、中5週で迎えた22戦目は、鳥海大賞典（上山ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（9戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた23戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。