リトルアイ（2007年生、母ボタンフジ）

リトルアイ（2007年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かわいい目のあなた」。毛色は鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時9歳）と交配したボタンフジが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は362kg。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい最後はプリンセスティアラと並んで8着同着となった。

3歳（2010年）

1月23日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3月14日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

4月17日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリバーレッドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の遠野物語発刊百周年記念レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月14日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた10戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた13戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のモエレブラッキーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月19日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。