キタサンドライバー（2019年生、母キタサンプリンセス）

キタサンドライバー（2019年2月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+ゴルフクラブの1番ウッド」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したキタサンプリンセスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月19日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2022年）

2月20日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

4月10日、中6週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月18日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月14日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリノキューチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月10日、中4週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のテーオーライラに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2023年）

5月25日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、AIRDO 公式DP賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテーオーライラをハナ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C3-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた11戦目は、一般C22 C31（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月4日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカゲツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオーラクォーツに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、大雪賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンスマッシュに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンパスカレッジに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2024年）

1月7日、中1週で迎えた16戦目は、ニューイヤー特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバズッチに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

1月25日、中2週で迎えた17戦目は、早梅賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のポップツッキーに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月19日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のルフィアンキックに2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月6日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた20戦目は、渡辺逢心特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。