ウエスタンクィーン（2002年生、母ウエスタンシャープ）

ウエスタンクィーン（2002年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したウエスタンシャープが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の秋川特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

7月2日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったコアレスシャークに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナイトレインボーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月14日、中2週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4歳（2006年）

4月1日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウバルを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を獲得した。

9月17日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入った。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2007年）

2月10日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

4月1日、中6週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフェラーリセブンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

4月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンエマイユを上がり4位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

6月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7月7日、中4週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月15日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

6歳（2008年）

1月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

8月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月7日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。