イシノチャンス（2000年生、母イシノクイル）

イシノチャンス（2000年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋機会」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時8歳）と交配したイシノクイルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島貞二。戦績は、中央平地7戦0勝、地方33戦2勝2着8回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月29日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は増沢由貴子騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

8月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月29日、中7週で迎えた8戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったダイケンガールを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったオーペルマに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリネンセブンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテキサスコンコルドをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保勇騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月5日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で久保勇騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサングレイドを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月25日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保勇騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノゴードンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で久保勇騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で久保勇騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた17戦目は、鹿島田特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で久保勇騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2一（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で久保勇騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で久保勇騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で久保勇騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で久保勇騎手（11戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で久保勇騎手（12戦2勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で久保勇騎手（13戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたキョクイチダーリン決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で久保勇騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた25戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で久保勇騎手（15戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2二（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で久保勇騎手（16戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5歳（2005年）

1月28日、中5週で迎えた27戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で久保勇騎手（17戦2勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で久保勇騎手（18戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で久保勇騎手（19戦2勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2六七（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で久保勇騎手（20戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月21日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2六七（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で久保勇騎手（21戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で久保勇騎手（22戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の一般C2七 C3一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたイブキスナイパー決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月15日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた37戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アクアライン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったイチブグレートにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2八（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は久保勇騎手（23戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたホワイトソルジャー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中4週で迎えた39戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた40戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保勇騎手（24戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。