テツマボーイ（1996年生、母トレジュアゴールド）

テツマボーイ（1996年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリファーズウィッシュ（当時20歳）と交配したトレジュアゴールドが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）北光牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の一般B16 C3。

経歴

デビュー前

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月8日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルミパールに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、中7週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた8戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4歳（2000年）

6月25日、約8か月半の休養明けで迎えた9戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 小雨）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2001年）

6月5日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のユーナニマスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた12戦目は、ミズバショウ特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた13戦目は、一般B16 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミツナイルに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月16日、中4週で迎えた14戦目は、一般B12 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺弘騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月15日、中3週で迎えた15戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺弘騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田辺弘騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた17戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田辺弘騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田辺弘騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田辺弘騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた20戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田辺弘騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

6歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で田辺弘騎手（10戦2勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で田辺弘騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた23戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で田辺弘騎手（12戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた24戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田辺弘騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた25戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ホウシュウタイムに交わされて2馬身差の2着となった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田高明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田高明騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ヤクモトロットに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月21日、中2週で迎えた28戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田高明騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた29戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で和田高明騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月13日、中8週で迎えた30戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、一般B14 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B16 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月31日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた32戦目は、近藤二郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7歳（2003年）

1月25日、中3週で迎えた33戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で近藤二郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。