ハーツキー（2012年生、母ウィストラム）

ハーツキー（2012年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「心の鍵」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したウィストラムが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、橋元勇氣によって1,732.5万円で落札された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月29日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

3歳（2015年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた6戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデスドロップに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた10戦目は、市川雄介騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の鳥山信ハッピーリタイヤ（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた13戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモサンズサンに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳C5（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイファンファーレに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月3日、中0週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（7戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシキオンファイアに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月22日、中2週で迎えた23戦目は、土屋記念秀仁杯38歳婚活応援（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったターンブルブルーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（11戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のストームボーイを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

3月18日、中1週で迎えた27戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。