ジェットセッター（1999年生、母ロングセピア）

ジェットセッター（1999年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時13歳）と交配したロングセピアが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、中央平地17戦2勝、地方23戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、道見牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって840万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

2月24日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスウェアトゥゴッドを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月10日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた7戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウカンウを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4歳（2003年）

2月23日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月20日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月22日、中5週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、黒潮盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5歳（2004年）

4月19日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般A5（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノジョリーをアタマ差制して久しぶりに勝利を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグレートセイコーに1馬身半の差をつけて優勝

5月24日、中2週で迎えた21戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた23戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のサンウインダーをクビ差制して5勝目を手にした。

7月6日、中2週で迎えた24戦目は、駒草特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、尾花特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアルトタイガーに1馬身半の差をつけて6勝目を収める

10月19日、中1週で迎えた26戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は竹下太騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーリッジから1馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中2週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた28戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、キャンディケーン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のキングソロモンをクビ差制して7勝目を手中に収めた。

6歳（2005年）

1月6日、中1週で迎えた29戦目は、名古屋スプリント（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた30戦目は、黄梅特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた31戦目は、ヒヤシンス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は竹下太騎手（7戦3勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた32戦目は、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた33戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月14日、中1週で迎えた34戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた35戦目は、端午特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた36戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた37戦目は、ねむの木特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた38戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた39戦目は、クチナシ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた40戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。