ダンツクロス（1995年生、母サツキロマン）

ダンツクロス（1995年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時11歳）と交配したサツキロマンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回、地方19戦3勝2着4回。2001年の九州王冠(地方重賞)に勝利した他、2001年の九州記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3歳（1998年）

5月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したキョーウンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた8戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトロバトーレに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホッカイライデンに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月29日、中3週で迎えた13戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のしらかばステークス（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4歳（1999年）

7月24日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

5歳（2000年）

9月2日、約13か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

6歳（2001年）

2月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた18戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた19戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンランに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上A1 A2 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、祖母山特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で長田進仁騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシロキタスパートを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた24戦目は、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で長田進仁騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、黒髪山特別（佐賀ダート2000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で長田進仁騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシロキタスパートを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた26戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で長田進仁騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた27戦目は、多良岳特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で長田進仁騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワールドスペクターを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、尾鈴山特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で長田進仁騎手（11戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月9日、中3週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた29戦目は、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で長田進仁騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドスペクターから1馬身差の2着となった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた30戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート2000m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で長田進仁騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で長田進仁騎手（14戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドスペクターに2馬身の差をつけて制した。

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、地方重賞の九州大賞典（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で長田進仁騎手（15戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7歳（2002年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で長田進仁騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で長田進仁騎手（17戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジンデンタローに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月14日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で長田進仁騎手（18戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。