キョーウン（1995年生、母ハイスピリット）

キョーウン（1995年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時18歳）と交配したハイスピリットが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

2月28日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ブイジャンボに交わされて3馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のダンツクロスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、野津幌川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。13着に敗れた。

12月5日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。