ブイジャンボ（1995年生、母シルバーレデイ）

ブイジャンボ（1995年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時17歳）と交配したシルバーレデイが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保時夫。戦績は、中央平地24戦6勝2着3回。2002年のエニフステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

5月2日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は540kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョーウンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月20日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、逃げるナルクリミナルに半馬身届かず2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月7日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタマモゴーアヘッドに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月24日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスペキュレーションを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

5歳（2000年）

10月7日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモルビーキングを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりの一戦を物にした。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の逢坂山特別（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったタマモルビーキングに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスリーフォーナイナを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦3勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6歳（2001年）

1月28日、中6週で迎えた14戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洞海湾ステークス（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマーブルシークに2馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

7月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた19戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北陸ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

9月29日、中9週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7歳（2002年）

10月12日、約12か月の休養明けで迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったマンボツイストを半馬身捉え切れず2着となった。

11月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのトパーズステークス（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

12月21日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦4勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。