ダイトーアリュウ（1987年生、母トーアセラー）

ダイトーアリュウ（1987年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時13歳）と交配したトーアセラーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月19日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はユーワビルと並んで1着同着となった。

4歳（1991年）

7月6日、約12か月の休養明けで迎えた5戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた13戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライトロマンから2馬身半差の2着となった。

5歳（1992年）

1月12日、中4週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で渡部秀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた15戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた19戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。