ポッドグレイシー（2015年生、母カネショウメロン）

ポッドグレイシー（2015年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋『神の恵み』の意味を持つ人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時10歳）と交配したカネショウメロンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。2017年の’17ゴールドジュニアーで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

八木正喜厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2017年）

8月4日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は514kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイローザに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月12日、中5週で迎えた2戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’17ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2018年）

8月15日、約11か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた4戦目は、一般C1十一十二（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のオキノクィーンを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

10月9日、中1週で迎えた5戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、エスプリブルースにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月4日、中4週で迎えた7戦目は、カランコエ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニューミレニアムに7馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月27日、中2週で迎えた8戦目は、叡王戦ドリーム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレクラドリールに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2019年）

2月5日、中5週で迎えた9戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7月30日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（8戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロイヤルファルコンをクビ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ドリームナイト賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月4日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、光のオアシス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた13戦目は、オクトーバー賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた14戦目は、がんばれ大郷賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5歳（2020年）

3月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。