ヤマニンゾーン（1994年生、母ヤマニンラベンダー）

ヤマニンゾーン（1994年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時9歳）と交配したヤマニンラベンダーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地19戦0勝2着3回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1997年のベストステッキ特別。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月2日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3歳（1997年）

1月26日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、メイショウワカシオに半馬身交わされて2着となった。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、エリモキラメキに交わされて2馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のガーデニアに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月22日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、キョウエイフォルテに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4歳（1998年）

1月10日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

2月10日、中0週で迎えた17戦目は、’98フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月30日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。