メイショウアシュラ（1991年生、母セリーヌバンブー）

メイショウアシュラ（1991年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンシエントタイム（当時7歳）と交配したセリーヌバンブーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。戦績は、中央平地39戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年のTVQ杯(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

9月11日、デビュー戦は内田国夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトサファントムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月7日、中5週で迎えた3戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田国夫騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3歳（1994年）

2月20日、中7週で迎えた6戦目は、4歳500万下のつばき賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のナムラルネッサンスをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4歳（1995年）

1月7日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の’95ブルードメアサイヤーズステークス（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（13戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた18戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（14戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（15戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（16戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月6日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（17戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（18戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（19戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したホームスチールを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

10月1日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の樟葉特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（20戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（21戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（22戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったタイキアルセーヌにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（23戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（24戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセントシャトーに6馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（1996年）

1月7日、中3週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（25戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

6月30日、約6か月の休み明けで迎えた31戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（26戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（27戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトロナラッキーを驚異的な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月18日、連闘で迎えた34戦目は、ハンデ戦の阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（28戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた35戦目は、オークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（29戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（30戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた37戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（31戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、マックスウィンザーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月16日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（32戦3勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったプレミアムプリンスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月15日、中3週で迎えた39戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（33戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。