グレートベースン（2001年生、母シクレノンソシエテ）

グレートベースン（2001年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカの大盆地」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時15歳）と交配したシクレノンソシエテが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着4回。2004年のベンジャミンステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月24日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。0着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したパラディンにハナ差届かず2着となった。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルスピンドルを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月13日、中4週で迎えた6戦目は、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キングカメハメハに半馬身交わされて2着となった。

12月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフレンチアイディアにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたカンパニー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のシンメイセレリティをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

4月18日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月6日、中3週で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下の白百合ステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4歳（2005年）

4月24日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。