ジェヌスケラスス（2008年生、母キシュウソウシュウ）

ジェヌスケラスス（2008年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「サクラ属の学名。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時17歳）と交配したキシュウソウシュウが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2 21。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月19日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月2日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシゲルマドギワゾクに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月20日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のリュミエールゲランをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4歳（2012年）

1月21日、中4週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。