スイスピリッツ（2015年生、母スイスイスーウィ）

スイスピリッツ（2015年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名より＋魂」。毛色は芦毛。種牡馬のアポロキングダム（当時12歳）と交配したスイスイスーウィが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。主な勝ち鞍は2019年のストック賞特別編成(一般B1三)。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月14日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月7日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた7戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウキシドウに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、内灘砂丘フェスティバル特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったライクアスターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、小松文化の祭典リードこまつ特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスガノゴールドにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月11日、中1週で迎えた13戦目は、香林坊ツリーファンタジー特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったオーミティグリスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（7戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマカツヒーローを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

4歳（2019年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般B2五（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のピーチェスに3馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4月14日、中2週で迎えた16戦目は、楽天競馬で、もらってうれしいが貯まる特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で中島龍也騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったフジノナデシコにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた17戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマカツポセイドンに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた18戦目は、一里野まんぷくりんまつり（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた19戦目は、楽天競馬で楽しくおトクに金沢けいば賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた20戦目は、ビッグゴールドSC杯（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2五（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシャイニングボルトに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月30日、中2週で迎えた22戦目は、スマホでラクラク楽天競馬!賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた23戦目は、ホオズキ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（15戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のウェディングランを半馬身振り切って優勝

9月8日、中3週で迎えた24戦目は、公益社団法人富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（16戦5勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスマイルフォースを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた25戦目は、穴水牛まつり特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（17戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた26戦目は、鶴仙渓賞（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（18戦5勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた27戦目は、手取川サーモンフィッシング特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で中島龍也騎手（19戦5勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた28戦目は、楽天競馬で金沢競馬を楽しみま賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中島龍也騎手（20戦5勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた29戦目は、ストック賞特別編成（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で中島龍也騎手（21戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーウィングを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月17日、中3週で迎えた30戦目は、スマホでも楽天競馬はカンタンラクラク賞（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で中島龍也騎手（22戦6勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2020年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、金沢けいば開幕!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で中島龍也騎手（23戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた32戦目は、まいもんまつり”春の陣”特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で中島龍也騎手（24戦6勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

5月17日、中7週で迎えた33戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、競馬で楽天ポイントが貯まる賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月6日、約7か月の休養明けで迎えた34戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、ザク金沢出陣記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。