エスピリトゥオーゾ（2014年生、母ポポラス）

エスピリトゥオーゾ（2014年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ユーモアのある(ポルトガル語)」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したポポラスが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

6月12日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月13日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったエリンソードにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月9日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたダイシンクイント決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月30日、中2週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダノンスターズに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月18日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

4歳（2018年）

1月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7月7日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月2日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

5歳（2019年）

1月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた25戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったモザイクにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

6月15日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた30戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6歳（2020年）

3月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月11日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

8月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた35戦目は、3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は富田暁騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフラッグアドミラルを交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上2勝クラスの川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた40戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上2勝クラスの吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

8月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた42戦目は、3歳以上2勝クラスの柳川特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は富田暁騎手（12戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた43戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（13戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた44戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

2021年10月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。