モザイク（2014年生、母キョウモヨロシク）

モザイク（2014年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「装飾美術の手法(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時15歳）と交配したキョウモヨロシクが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。2021年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入った他、2020年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本桐牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって399.6万円で落札された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月3日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブラウンローズに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2017年）

2月11日、中7週で迎えた3戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月6日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月9日、中6週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 小雨/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

12月10日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4歳（2018年）

1月13日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のローズクランスに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月13日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6月30日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったヴェルテアシャフトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月14日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

12月15日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2019年）

1月27日、中5週で迎えた18戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエスピリトゥオーゾに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

3月17日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアロハリリーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月31日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月25日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月14日、中6週で迎えた22戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのシンガポールターフクラブ賞（中京芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

9月21日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた24戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6歳（2020年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月10日、中7週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエミーリオをハナ差制して久しぶりに白星を挙げた。

10月31日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2021年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったドゴールから1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月20日、中3週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。