ユイノニュータイプ（2016年生、母センターバージニー）

ユイノニュータイプ（2016年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋今までにとらわれない新しいタイプの競走馬を目指して」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したセンターバージニーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は若林牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2五。

経歴

デビュー前

当歳のとき、若林牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月22日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

3歳（2019年）

2月17日、中7週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったヤマニンスパツィオにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中4週で迎えた6戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアマポーラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2020年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリリーブラックシーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るフローラルスキップを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

5月24日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた15戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた18戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（10戦2勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクニノオーシャンに1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

9月28日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1五（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、松川渓谷の紅葉賞（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた25戦目は、メトロポリタン盛岡NEW WING賞（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（12戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

5歳（2021年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（15戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のシンゲツに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（16戦3勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（17戦3勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（18戦3勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた33戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月19日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた34戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（19戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（20戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（21戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた37戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1十一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（22戦3勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた43戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

2022年2月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

当歳のとき、若林牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

千葉博次厩舎（岩手）へ入厩。