エイシンフェイマス（1983年生、母エイシンクイン）

エイシンフェイマス（1983年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時16歳）と交配したエイシンクインが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の武庫川ステークス(1400万下)。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

4月19日、デビュー戦は4歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。馬体重は492kg。鞍上は柴田政人騎手。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月4日、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月11日、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキオイタワーをクビ差振り切って勝利を手にした。

8月3日、4歳以上400万下の博多特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月16日、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミスクレマチスに2馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

8月31日、4歳以上400万下の由布院特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月14日、ハンデ戦で4歳以上900万下の仲秋特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタマモハッピーをクビ差振り切って勝利を掴んだ。

4歳（1987年）

2月1日、関門橋ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

2月21日、5歳以上1400万下の橿原特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

3月8日、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月22日、5歳以上1400万下の武庫川ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマキバテツをハナ差振り切って勝利を掴んだ。

4月26日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月17日、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は嶋田功騎手。19頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月7日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田原成貴騎手。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

8月30日、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月13日、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月31日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の清水特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月28日、4歳以上1400万下の高雄特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

12月12日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

5歳（1988年）

4月29日、5歳以上1400万下の下鴨特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月22日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の垂水ステークス（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月5日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6歳（1989年）

1月16日、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で須貝尚介騎手。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

1月21日、5歳以上1400万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で須貝尚介騎手。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

2月12日、5歳以上1400万下の橿原ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で須貝尚介騎手。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3月5日、5歳以上1400万下の千葉ステークス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

3月18日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は上野清章騎手。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ルイジアナピットに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月8日、5歳以上1400万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月27日、5歳以上1400万下の垂水ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月10日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ホウエイソブリンに交わされて2馬身差の2着となった。

7月8日、5歳以上1400万下の東海ステークス（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月16日、小倉日経賞（小倉芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月30日、4歳以上1400万下のやまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月13日、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。