タマモハッピー（1983年生、母ハンキダイヤ）

タマモハッピー（1983年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時8歳）と交配したハンキダイヤが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地43戦5勝2着6回。1988年の北九州記念(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月5日、デビュー戦は牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は448kg。鞍上は河内洋騎手。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイタクチュダンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

1月18日、3歳オープンのジュニアステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

2月8日、牝馬限定4歳400万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月9日、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月23日、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月13日、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月4日、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月18日、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイナラセーヌに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月8日、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月13日、牝馬限定の4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は清山宏明騎手。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシュウザンテスコに3馬身半の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

7月27日、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリップコードに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月24日、牝馬限定の4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月14日、ハンデ戦で4歳以上900万下の仲秋特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岩元市三騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンフェイマスを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

10月5日、ハンデ戦で4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

10月26日、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

11月30日、4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩元市三騎手。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月20日、4歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。14頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

4歳（1987年）

1月5日、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2月8日、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月14日、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は岩元市三騎手。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

7月18日、4歳以上400万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したスイートジョージを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月1日、牝馬限定の4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月15日、4歳以上400万下の伊万里特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月23日、牝馬限定の4歳以上400万下の都井岬特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンツカーラーに1馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

9月5日、4歳以上900万下の天草特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したキングシリユースにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハイブリドーマに1馬身半の差をつけて勝利を手にした。

12月6日、4歳以上900万下の’87ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上はS.コーセン騎手。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月19日、ハンデ戦で4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（1988年）

2月13日、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月12日、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月27日、5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月17日、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月21日、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月11日、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月17日、4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアンリトルを半馬身振り切ってトップでゴールインした。

8月7日、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったタガジヨオーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

8月28日、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月11日、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月8日、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月30日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

11月12日、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月27日、牝馬限定オープンのトパーズステークス（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月25日、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。