シュウザンテスコ（1983年生、母シュウザンプロント）

シュウザンテスコ（1983年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテスコボーイ（当時20歳）と交配したシュウザンプロントが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1986年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

3月2日、デビュー戦は4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。鞍上は岩元市三騎手。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月15日、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月5日、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月19日、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシヨノリーガルをクビ差振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

5月17日、4歳900万下の菩提樹特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月31日、牝馬限定4歳400万下のあじさい賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩元市三騎手。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月13日、牝馬限定の4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岩元市三騎手。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタマモハッピーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

7月26日、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩元市三騎手。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったタニノデザートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月30日、4歳以上400万下の国東特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩元市三騎手。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルピナールにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月20日、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で岩元市三騎手。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。