スペシャルバーニー（2003年生、母ネイビータッチ）

スペシャルバーニー（2003年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時15歳）と交配したネイビータッチが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、地方25戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のかんむり座特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安達洋生から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2006年）

6月8日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンドロメダに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のサブノスキャンダルに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

7月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナイキハーラーワンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のクインリープライドに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のグラジオラス特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2007年）

2月20日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、しし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦3勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったヒロシジェットにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、こじし座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニードレストゥセイを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

5月23日、中4週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、いるか座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた11戦目は、かんむり座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のプレイズアストームを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月26日、中2週で迎えた12戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（8戦5勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、こと座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のデネブ賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月30日、中8週で迎えた15戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦5勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた16戦目は、一般B2四 B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（10戦5勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

5歳（2008年）

3月10日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた18戦目は、かに座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（11戦5勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

8月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた19戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（12戦5勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月1日、中2週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた20戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（14戦5勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったシーキングドーラにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月8日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（15戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（16戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（17戦5勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月3日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた25戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。