サノノリッチ（2021年生、母シックファイター）

サノノリッチ（2021年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+裕福」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時10歳）と交配したシックファイターが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は豊洋牧場。主な勝ち鞍は2024年の105期全員全力応援記念特別編成(一般C2五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、セイクリットファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー函館（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳戦の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したセリエルを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2024年）

1月8日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた8戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.R.キング騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続でR.R.キング騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月1日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた12戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた14戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、ハネムーン前に一発当てるぜ杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったハクサンマロンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた15戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1十五（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レイフロレットに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1十六（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1十六（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた20戦目は、105期全員全力応援記念特別編成（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のイエローサファイアに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた21戦目は、若槻彩香さんお誕生日おめでとう記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ワレハカゼノコに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、いままでありがとう!4年企画開催記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた23戦目は、今からゆきのにプロポーズ特別記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヴイエルジュを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4月8日、中0週で迎えた24戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、圧倒的なんばーわん!リョーマ生誕記念杯（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月20日、中1週で迎えた25戦目は、上村栄光のスタート杯（金沢ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月5日、中1週で迎えた26戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、ネネ&ダイヤ永遠の愛を誓いま賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーズチャンピオンシップ第3戦（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、祝結婚!大輔☆麻以の未来に乾杯!馬場記念特別編成（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、インペリアルモートに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中3週で迎えた29戦目は、楽天ポイントで馬券が買える!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた31戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、能登復興支援輪島朝市賞特別編成（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったアンダーレに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月8日、中4週で迎えた32戦目は、一般B1四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、イテザに交わされて1馬身差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた35戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネル開局30周年特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた36戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた37戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（11戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、シェヴロンケリーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。