トーアベッカー（1988年生、母ウォーターポピー）

Toa Becker

1988.05.05

トーアベッカー（1988年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時14歳）と交配したウォーターポピーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は今牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月2日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシマノフリーリに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた5戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4歳（1992年）

2月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた9戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。