シマノフリーリ（1988年生、母シマノシルビア）

シマノフリーリ（1988年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパンザー（当時12歳）と交配したシマノシルビアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地14戦3勝、地方11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は中竹和也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーアベッカーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月7日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

10月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中竹和也騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のカルストンセイコーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で中竹和也騎手（6戦2勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（1992年）

7月25日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリワードガンダムを上がり2位の末脚で半馬身差し切って3勝目を奪取した。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（1993年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた14戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6月29日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハナワミワからアタマ差の2着に甘んじた。

7月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロノリズムに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のカツナイスをクビ差制して5勝目を掴み取った。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、稲穂特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦2勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月8日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた19戦目は、エリカ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1994年）

2月3日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイナーズホマレから2馬身半差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクローシャムから1馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた22戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月11日、中7週で迎えた23戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた24戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた25戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。