カルストンセイコー（1988年生、母インターバロツク）

カルストンセイコー（1988年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のハイセイコー（当時18歳）と交配したインターバロツクが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沼島信博。戦績は、中央平地36戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月31日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルキュステを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したシマノフリーリを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月9日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったホリノマーチスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノブルースにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシンワピタリテイを半馬身振り切って制した。

4歳（1992年）

1月12日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったメイショウホムラに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウィンザーモレノに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

3月28日、中1週で迎えた22戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月13日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた27戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（12戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のメモリームッシュに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（1993年）

1月9日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（13戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（14戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒデノバンガードを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

3月14日、中4週で迎えた31戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた32戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた33戦目は、淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（15戦3勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

6歳（1994年）

9月10日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、スカイブルーステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

10月23日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた36戦目は、ハンデ戦の貴船ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岸滋彦騎手（16戦3勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。