フェアザスピリッツ（2016年生、母カネショウフェアー）

フェアザスピリッツ（2016年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「正しい精神。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時13歳）と交配したカネショウフェアーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石ファーム。主な勝ち鞍は2020年のまりんちゃん結婚おめでとう記念(一般C1五以下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって388.8万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月24日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

8月25日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、マーシデスペラードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、JBC浦和カウントダウン20（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラストシーンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた7戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランパルトネールに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2020年）

4月12日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月29日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた14戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターオブザサウスに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月8日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のまりんちゃん結婚おめでとう記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミライヘノトビラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、みどりちゃん結婚しようね記念（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2021年）

5月3日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、クレマチス賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のアマリリス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた20戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のローズマリー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月13日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。