エスパー（2017年生、母パッションレッド）

エスパー（2017年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超能力者」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したパッションレッドが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は酒井牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方30戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2021年の一般C2四五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、石川達絵によって885.6万円で落札された。

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、5着を確保した。

3歳（2020年）

1月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

6月13日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたロードウィリアム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた10戦目は、中村倫也さんが東京大賞典を応援賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2021年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月19日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月15日、中7週で迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四五六（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンケージを3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

6月7日、中5週で迎えた15戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C1七八九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

7月15日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた17戦目は、一般C2三四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2一二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた19戦目は、2010 TCK公式ツイッター開設賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、スマイルシティ・しながわデー開催賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で千田洋騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

5歳（2022年）

1月24日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は千田洋騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月7日、中1週で迎えた27戦目は、九品仏川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた28戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は千田洋騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

8月18日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（8戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた32戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は千田洋騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したジニアズウィッシュにクビ差届かず2着となった。

10月3日、中1週で迎えた34戦目は、あだワンCMグランプリ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた35戦目は、ブラッド・アンド・サンド賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は千田洋騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったネオアビーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（11戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（12戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（13戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。