オレンジボウル（2000年生、母オレンジピール）

オレンジボウル（2000年2月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「米国で行われるアメリカンフットボールのビッグゲーム」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時7歳）と交配したオレンジピールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、中央障害10戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2003年）

5月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月31日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったイエスユーキャンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた6戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のペルソナージュを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた11戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた12戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2004年）

1月24日、中3週で迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 小雨）に出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のセフティージャパンに3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

3月20日、中4週で迎えた15戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 雨/稍重）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月31日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた18戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったライトパシフィックからクビ差の2着となった。

9月25日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテレジェニックに2馬身半の差をつけて制した。

10月10日、中1週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマッチョに7馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

10月30日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（6戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロアトラスに約16馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

11月13日、中1週で迎えた23戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2005年）

3月20日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に63kgの斤量を背負って出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。