カノヤミノリ（2009年生、母カノヤロマン）

カノヤミノリ（2009年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋実り」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時13歳）と交配したカノヤロマンが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月2日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したオウケンハナミズキを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のドナメデューサに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月4日、中2週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

12月17日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2012年）

1月21日、中4週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はマスイデアと並んで3着同着となった。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、最後はアグネスハビットと並んで3着同着となった。

3月18日、中2週で迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月17日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したウエストエンドに半馬身届かず2着となった。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

8月25日、中7週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月8日、中5週で迎えた14戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2013年）

1月27日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に敗れた。

4月7日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月1日、中7週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた21戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2014年）

3月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。