ナックオンウッド（1997年生、母フロムザマウンテン）

ナックオンウッド（1997年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時8歳）と交配したフロムザマウンテンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方4戦2勝。1999年のサマーチャレンジ4に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

6月1日、デビュー戦は佐々木明美騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のチトセシャンハイに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月4日、中8週で迎えた2戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ4（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木明美騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリノツバサに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木明美騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったライデンスペシャルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中4週で迎えた4戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

3歳（2000年）

2月6日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナッツベリーに1馬身半の差をつけて制した。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

4月30日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた12戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の初春賞（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた14戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。