セイカスプレンダー（2010年生、母セイカシミズダニ）

セイカスプレンダー（2010年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋壮麗なもの、光り輝く」。毛色は鹿毛。種牡馬のボーナスフィーバー（当時7歳）と交配したセイカシミズダニが18歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳C1三。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月22日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2013年）

1月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月15日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったウインギャラントに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

5月12日、中3週で迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマツリダジュピタを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

6月8日、中1週で迎えた11戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタキノウェーブを豪脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

7月1日、連闘で迎えた13戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の東北楽天ゴールデンイーグルス賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた16戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のボディアンドソウルをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

9月2日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコスモフレイムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、連闘で迎えた19戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた20戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、やわらか二戸の短角牛レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。