コスモフレイム（2009年生、母シービーフレイム）

コスモフレイム（2009年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部。炎」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時25歳）と交配したシービーフレイムが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方10戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のナンブライトレース(一般C1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、厚賀古川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって262.5万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月8日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた2戦目は、R.ドミンゲス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月17日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーホクサイレンスに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた10戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンデーキセキに約10馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2013年）

5月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から41kg増やして迎えた11戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサクラオルフェウスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアメリカンアイドルに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

9月2日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のセイカスプレンダーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月29日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパイクラベンダーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月27日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1三（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたバンカーバスター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月10日、中1週で迎えた16戦目は、盛岡市職員盛駿会会長杯（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したエプソムジャンボにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月8日、中3週で迎えた17戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、ナンブライトレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモエレアンドロメダに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2014年）

4月6日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ジョージア賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。