サトノアイオライト（2021年生、母シルバーバレットムーン）

サトノアイオライト（2021年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+菫青石」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時13歳）と交配したシルバーバレットムーンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、サトミホースカンパニーによって3,850万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月9日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー中京（中京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2024年）

3月17日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のネバーモアに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月5日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバスタードサフランに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアコークローを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月6日、中6週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったピースオブザライフにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

2月1日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの舞鶴ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。