テイエムカチドキ（2018年生、母リスキーディール）

テイエムカチドキ（2018年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+戦いや競技に勝った時にあげる声」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したリスキーディールが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2-6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって756万円で落札された。

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月10日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

10月23日、中8週で迎えた9戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2021年11月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月25日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハラジュクに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた12戦目は、みずがめ座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリリーテソーロに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、楽天競馬杯ポイント10%還元賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビュレットベリーを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

2月23日、中1週で迎えた14戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、アクアマリン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のウィシュワールドをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

3月27日、中2週で迎えた16戦目は、桜月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた17戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ラッキーボーイに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた19戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた20戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた21戦目は、熱血!さがけいば塾!NEOB-6組（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。