グリーンシンザン（1986年生、母アイチプリンセス）

グリーンシンザン（1986年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンザン（当時25歳）と交配したアイチプリンセスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中馬賢治。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方32戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上C1。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月4日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、サンエムハートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1989年）

5月13日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月19日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、シルクライデンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の長篠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

4歳（1990年）

1月27日、中5週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚越一弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で塚越一弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚越一弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

6月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた14戦目は、アルデバラン（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた15戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1991年）

3月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、牧義成騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、頼本盛行騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた20戦目は、和田正美騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田正美騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた22戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は頼本盛行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた23戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた24戦目は、真島元徳騎手を鞍上に迎えて、佐々木竹見騎手招待特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた25戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエルメソロナーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（1992年）

7月11日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた29戦目は、中川竜馬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川竜馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナルライズセイコーから1馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川竜馬騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川竜馬騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川竜馬騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1993年）

4月25日、約7か月半の休み明けで迎えた34戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中川竜馬騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンツージェットからハナ差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川竜馬騎手（6戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダーオーカンに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月17日、連闘で迎えた36戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川竜馬騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中川竜馬騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた38戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で中川竜馬騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた39戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた40戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた41戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた42戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安東章騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた43戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安東章騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた44戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安東章騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。