ブラックパール（2012年生、母ラガーシュリンクス）

ブラックパール（2012年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒真珠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時11歳）と交配したラガーシュリンクスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は今牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方36戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2016年の一般B11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田京子によって315万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3歳（2015年）

2月7日、中8週で迎えた2戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた3戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリーンマイルを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

7月24日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた5戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したキラメキオトメを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシークレットオースに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったグランノーヴァに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月9日、連闘で迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したネオアルカディアにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた16戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後はキタノキャンパスと並んで1着同着となった。

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクラシックシャトルに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4月7日、連闘で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、怪しい会?11周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイファンファーレに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月18日、中3週で迎えた22戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた23戦目は、独身よサラバ!お見合い塾杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリミティブライフを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月10日、中1週で迎えた24戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリミティブライフを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

7月22日、中1週で迎えた27戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したネオヴァルカスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた29戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハネムーンソングを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月2日、連闘で迎えた30戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したグロッシュラーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月22日、中2週で迎えた31戦目は、月見特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルヴィゴラスをアタマ差振り切って7勝目をマークした。

11月14日、中0週で迎えた35戦目は、霜月特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた36戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、LVR名古屋ラウンドONE（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた37戦目は、年の瀬の運試し!第4回中京競馬（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた38戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。