ミスヨコハマ（2020年生、母ミスエリカ）

ミスヨコハマ（2020年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ミス横浜」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したミスエリカが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年のすずらん賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大野富生によって1,760万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月19日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスプレモフレイバーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のブルジュドバイをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月4日、中6週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤新騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月5日、中8週で迎えた5戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤新騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスの赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビヨンドザヴァレーを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

6月17日、中9週で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのシンガポールターフクラブ賞（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

9月24日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に敗れた。

4歳（2024年）

2月18日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。