ディアライゼ（2014年生、母ナムラフェアリ）

ディアライゼ（2014年4月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋旅（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時17歳）と交配したナムラフェアリが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小島牧場。2020年の麻生オープンに勝利した他、2021年の隅田川オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月29日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は522kg。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3歳（2017年）

6月11日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はトミケンタルモと並んで2着同着となった。

6月24日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパルナッソスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中4週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のオメガドラクロワをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月1日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

2月17日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4月21日、中8週で迎えた9戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

5歳（2019年）

5月5日、約12か月の休み明けで迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

10月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンミリオンに8馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

11月22日、中3週で迎えた13戦目は、祝!（株）よみうりランド70周年杯（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニヨドハンターに約13馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

12月17日、中3週で迎えた14戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6歳（2020年）

5月15日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したオーラベガスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月11日、中3週で迎えた16戦目は、浜茄子賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエドノミッドナイトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月16日、中4週で迎えた17戦目は、短夜特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステリファラスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月11日、中3週で迎えた18戦目は、風鈴特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエレガンテヴァイゼに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月15日、中8週で迎えた19戦目は、薄紅葉特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のコアコンピタンスに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月10日、中3週で迎えた20戦目は、時雨空特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のターミガンに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、麻生オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコズミックフォースに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7歳（2021年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた23戦目は、スパーキングマイラーズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で森泰斗騎手（11戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で森泰斗騎手（12戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月5日、中5週で迎えた25戦目は、江戸切子特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で森泰斗騎手（13戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルナイペスに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

8月17日、中5週で迎えた26戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、オーガスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8歳（2022年）

2月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、しずおか早春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（14戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。