ウッディーナイス（1994年生、母マネーバンドル）

ウッディーナイス（1994年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時14歳）と交配したマネーバンドルが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地39戦4勝2着2回。1998年の東海ウインターステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

4月5日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のイアラプライドに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月10日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したファンドリオボッコを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月14日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンブライドルをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月19日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた6戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアールニセイを次元の違う末脚で半馬身差し切って3勝目をマークした。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

11月30日、中2週で迎えた11戦目は、G2の東海ウインターステークス（中京ダート2300m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（9戦3勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4歳（1998年）

1月18日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

2月7日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で小原義之騎手（11戦3勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月2日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小原義之騎手（12戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の小倉山特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったサンデーメイトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（13戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のワールドクリークをハナ差振り切って制した。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（14戦4勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（15戦4勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた21戦目は、G2の東海ウインターステークス（中京ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（16戦4勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（17戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（1999年）

2月6日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（18戦4勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月14日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（19戦4勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた26戦目は、G2の東海ウインターステークス（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（20戦4勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（21戦4勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

6歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（22戦4勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月30日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた30戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（23戦4勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（24戦4勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた32戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのKBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた34戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月30日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（25戦4勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（26戦4勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（27戦4勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春待月ステークス（中京ダート2300m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。