スティールマジック（2021年生、母ゴールドジェーン）

スティールマジック（2021年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したゴールドジェーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。2023年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で2着に入った他、2023年のウィナーズチャレンジ4(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、菅野守雄によって594万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

4月26日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 雨/不良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワールドエンパイアに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったストリームに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月8日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアメリアハートをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

9月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳オープンのフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンの赤黒の勇者特別（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデカプリオに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月1日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたモズミギカタアガリ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

2月7日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の寒椿スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワールドエンパイアに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったミチノアンジュに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。