アイワナビリーヴ（2016年生、母ワナダンス）

アイワナビリーヴ（2016年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「彼女の力を信じたいという出資者ひとりひとりの想いを込めて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時7歳）と交配したワナダンスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

ＤＭＭバヌーシーにて総額9,957万円（1万×9957口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月27日、デビュー戦はO.マーフィー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブラックパインに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月10日、中5週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

5月4日、中7週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

8月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月19日、中7週で迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

4歳（2020年）

2月29日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモエスパーダに半馬身届かず2着となった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したトロシュナにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月15日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた12戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2021年）

3月6日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

6月19日、中7週で迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスのノエル賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6歳（2022年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月21日、中6週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2022年3月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。